こんにちは、フォトグラファーの辻です。
すっかり梅の見頃も過ぎ、このコラムを書いている今日は気温が20度を超えるそうです。
桜の開花も一気に進みそうですね。

写真愛好家にとっては、満開の桜を撮影するのが例年の楽しみになっているのではないでしょうか。
ところが、今年は新型コロナウイルスが猛威をふるい、様々なイベントが中止されています。

もちろん自然に咲く桜を撮影する分には影響ないかもしれませんが、
外出自体控えがちになり楽しみを奪われた気分になりますね。

もちろん、ウイルスの蔓延を防ぐためには不要不急の外出は控えた方がいいのは理解できますが、、
はやく終息してもらいたいものです。

さて、コラムの本題ですが、
過去2回とミラーレス一眼EosRを使っての感想を書いてきましたが、今回もその続きです。

前回はバリアングルモニターの便利性に触れました。
今回はAF性能について書いてみたいと思います。
私は普段の撮影では、CanonのEos5DmarkⅣとEosRを使い分けています。
どう使い分けているかは、ほぼ気分次第です(笑)

そんな気分次第の使い分けですが、
両機を並行して使っていると、図らずともそれぞれの長所短所が見えてくるものです。
いつのまにか気分次第の使い分けも、用途により機種を選ぶことが増えてきました。

その一つが、AF性能です。
AF(オートフォーカス)とは、ピントをカメラが自動的に合わせてくれる機能です。
私的にはEosRが断然便利!
Eos5DmarkⅣは測距点数が61点ですが、EosRは5655のAFフレーム選択可能ポジションから
任意の位置を指定できます。

わかりやすく言うと5Dは画面の外周部分ではAF機能は使えませんが、
Rではほぼ画面全域でAF機能を使ってピント合わせが出来ます。

やはりピントを合わせる上で、オートフォーカスは頼りになりますし、欠かせない機能の一つです。
しかし、5DはAFポイントに限りがあったため不便なこともありました。
もちろんフォーカスロックなどの技術を使えば
61点ポイントの5Dでも構図決めに困ることはないのですが、
やはりEosRの5655ものポジションを体験してしまうとこの便利さが手放せなくなりますね。
これはミラーレス機という構造上の違いが成せる技でしょう。

もう一つ、ミラーレス機の利点として体感したことは、手ブレの頻度がかなり減りました。
EosR自体には手ブレ補正機能はありませんが、シャッター時のミラーショックがない分、
かなり手ブレは減ったと思います。
というか、EosRではほぼ経験していません。
手ブレ自体は、そもそも撮影者の技術にも左右されますし、撮影条件でも異なるため、
単純に比較はできませんが、私が同様の撮影に機種を気分で使い分けている中で感じたことです。

1日に何百何千枚と撮影していると、中には何枚か手ブレした写真があります。
しかしミラーレス機を使った写真には手ブレがほぼ見当たりません。
これは私の技術不足を補ってくれるミラーレス構造の嬉しいメリットです 笑

趣味の場合、写真の良し悪しは誰が決めるものでもなく、自分が満足できればいいと思います。
しかし、ピントが合っている、手ブレしていないは最低限クリアしたいですよね。
他のことは後でアプリを使えばなんとかなる時代ですし。

これから新たにカメラを購入しようとしている方にはお勧めですよ。

では、その他のメリット、デメリットはまた次回に!