長かったGWも終わり、半月もしないうちに梅雨入りですね。
長いと思っていた10連休も、終わってみるとあっという間に感じます。

そんなGW中、悲しいニュースを耳にしました。

新潟県にある十日町市で車が棚田に転落する事故が起きたそうです。
ここは星峠の棚田といって、5月の田植えの時期には棚田が水で満たされ、
それが鏡張りのようになります。
そして夜になると、星空が棚田に映り込み絶景が現れます。

事故は、この棚田に映る『鏡張りの星空』を撮影に来た方によるものだったようです。

詳細は分かりませんが、ライトを消して運転されていたようです。

では暗闇の中、なぜライトを消していたのか?

憶測ですが、
他の撮影者の迷惑にならないように、本人の気遣いで消されたのか。
それとも、星空を撮るカメラマンの中では暗黙のルールなのか。
あるいは半ば強制的に消さざるを得ない状況だったのか。

美しい景色を前に起こった悲しい事故ですね。

また、今回の事故のニュースを聞いて、こんなニュースも思い出しました。

3年程前に、撮影スポットとして有名だった北海道美瑛町の通称『哲学の木』
が所有者の農家の方によって倒されました。

理由は、木の寿命が迫っていたこともあるそうですが、
訪れる観光客の迷惑行為によって農業に支障が出ていたようです。
再三注意したが聞き入れられず、苦渋の決断だったようです。

美しい景色が一つ消えました。

マナーの悪さで、肝心の被写体が消えていく。。。

誰かに迷惑かけてまで撮らなきゃならない写真ってなんでしょう?

いわゆる『映える』写真を撮るためでしょうか?