こんにちは、宮嶋茉莉緒です。11月に入り、寒さが増してきました。もうあと1カ月もすれば年末ですね。1年があっという間に感じます。

さて、今回からの私のコラムでは、Webサイトの広報の初心者の方を対象に、前回のコラム:「ホームページのアクセス数を増やしたい!の基礎知識~ホームページのアクセス経路の種類~」の続きとして、各アクセス経路の特徴や増やし方をできるだけ分かりやすくご紹介できればと思います。まずは、1つ目の検索経由についてご紹介いたします。長くなるので「検索経由 前編」とさせていただき、次回に後編とさせていただきます。

検索経由のアクセス数を増やす=「検索エンジン対策」、「SEO対策」、「Google対策」

検索経由のアクセス数を増やすことは、「検索エンジン対策」、「SEO対策」と呼ばれます(SEO=Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)。検索ツール(検索エンジンとも呼びます)にもいくつか種類があり、Google検索、Yahoo!検索、Bing検索などがよく知られております。

昔はGoogle検索とYahoo!検索では検索結果が異なりましたが、数年前にYahoo!検索がGoogle検索のアルゴリズムを採用したため、現在は両者の検索結果は同じです。スマートフォンが普及したここ数年では、Google検索の利用者が増えており、SEO対策といえば、「Google対策」と言ったりすることもあります。

参考:

・主要40カ国の検索エンジンシェア調査。Googleがシェアトップでないのは中国・ロシアのみ【アウンコンサルティング調べ】
https://webtan.impress.co.jp/n/2018/05/09/29171

・【検索エンジン ランキング】GoogleとYahoo! 日本の利用シェア、どちらがトップ?【2017年~2018年最新版】
https://light-support.net/2017/03/1145.html

どんなキーワードで検索をした方に、自分のWebサイトが表示されてほしいですか

検索経由のアクセス数を増やしたい!と考えたときにまず大事なことは、どんなキーワードで検索をしてきた方に、自分のWebサイトが表示されてほしいかを考えることです。

自分がWebで調べ物をしたり、何かで知った商品を知ろうと公式サイトを調べるときなどを想像していただきたいのですが、①まずは検索エンジンでキーワードを入れて検索を行い、②次に表示された検索結果の一覧から自分のサイトを選んで頂き、③来てもらったページや次のページなどで情報収集などを行っていただき、④選んでいただけた場合はお問合せやお申し込みをいただく、という流れになります。

ですので、検索対策といった場合にも、

・そもそも狙ったキーワードで自分のホームページが表示されていない
・狙ったキーワードで自分のホームページが表示されるが、検索結果の順位が後ろ過ぎてほとんどクリックしてもらえない
・検索結果の表示がイマイチなため、検索している方がクリックしていない
・せっかくホームページに来ていただいても内容が適切でないためすぐに帰ってしまっている

といったようないくつかの要因が含まれている場合があります。2つ目の「・狙ったキーワードで自分のホームページが表示されるが、検索結果の順位が後ろ過ぎてほとんどクリックしてもらえない」については、これは自分のホームページ以外にも似たようなサイト、競合サイトもありますので、需要が高いキーワードほど検索結果の順位で上位に表示するのは困難になる傾向があります。

まずは狙ったキーワードを自分のホームページにいれる

キーワードを入れた時に検索結果に表示されるためには、まずはそのキーワードがWebサイトのどこかに含まれていないと検索にヒットしません。例えば、11月30日に「初心者歓迎!手話ボランティア体験会」というイベントを開催するとします。参加者を募集する場合、次のようなキーワードで検索していただく方が参加していただける見込みがあると想定されます。

  • 1.「ボランティア 初めて」で検索
  • 2.「手話 ボランティア 京都」で検索
  • 3.「イベント 11月30日 京都市内」で検索
  • 4.イベント名「初心者歓迎!手話ボランティア体験会」で検索
  • 5.イベントの主催者や団体名で検索されたとき
  • …など

 

1から3のキーワードと4、5のキーワードでは少し性質が違います。1から3は、何かしらのイベントを探したり、ボランティアに興味がある方です。4、5のキーワードでは、既にイベントの名称や団体名を知っている方で、例えば、チラシや知人に聞くなどでイベント名や団体の存在は知っている方が調べるために検索するときに使用するキーワードです。4、5の方ほど、参加の申し込みをいただきやすい確率が高くなります。

そのため、イベント情報をWebサイトに掲載する際は、まずは、既に団体のことを知っている方やイベントの名称を知ってくれた方が検索した時にきちんと表示されるように、イベントの名称をホームページに入れることが大事になります。そこからもう少しキーワードの対象を広げていき、「初心者」、「京都」、「11月」、「ボランティア」、「手話」、「体験」「初めて」といったキーワードが含まれるようにイベントの案内文を書いたりするという工夫をしていきます。

狙ったキーワードでの現在の自分のホームページの検索結果は何位?

そもそも検索結果に表示されているのかどうかわからない、何位か知りたいという場合は、簡単にチェックできるツールがあります。
・検索順位チェッカー http://checker.search-rank-check.com/

URLには、検索結果で一番引っ掛かってほしいページを入力することをお勧めいたします。先ほどのイベントの例で言えばイベント詳細ページでしょうか。ちなみにこのチェッカーでは、残念ながら100位までしか順位が分かりません。

検索順位をあげるための工夫。効率よくキーワードを見つけるためには…

検索順位を上げるための対策については、下記のようないくつかの工夫が必要です。

・狙ったキーワードをページタイトルや見出し、本文などに含むようにする
・利用者にとって分かりやすく有用な内容を心がける(コンテンツSEO)
・定期的にホームページを更新する

詳細は次回のコラムでご紹介をさせていただこうと思います。