お酒を飲むのが好きな男性の方へ、僕の体験談を。
もう50歳手前にもなりますし、最近は控えるようになってきたのですが、お酒が好きで30代後半から40歳にかけてよく飲んでました。

そんなことしてたら案の定、40歳の時に自分の加入している健康保険で受診した人間ドック(ジャスト健診)で見事に引っかかって、検査結果は不摂生が祟って自業自得のボロボロ。

血液検査のとある項目で、3桁でもヤバイ数値が更に悪い4桁だったこともあり、検査の翌日に呼び出しを喰らって、もう一度病院へ行ったのを覚えてる。肝硬変で入院するようなことはなかったものの、厳重注意と食生活の指導や運動不足の改善をすすめられました。
これきっかけで、ほぼ3ヶ月おきの定期検査の肝臓外来に通うことになり、それは今も続いています。

お酒を飲むことで数値の上がる「ガンマGTP」などは、お酒自体を控えることで下がるんだけど、僕の場合「フェリチン」なる数値もなかなか高いものだったのです。「フェリチン」とは血液中の「鉄分」のことでして、この数値が高いと肝臓に負担がかかっているとのことで、こいつも標準値に収まるくらいに低くしたい。

低くしたいけど、人間の体は鉄分を溜め込むようにできているらしく、特に男性の場合は「フェリチン」の数値が高くなりがちらしい。

「フェリチン」の数値を下げるには、単純に血液を抜くなりして薄めてやればいいのだけど、医療従事者でもない自分が安全にやるには選択肢が限られてくる。
血を抜く「瀉血(しゃけつ)」という治療法もあるのだけど、C型肝炎などの持病がない限り保険外治療なので、ただ血を抜くだけでもお値段が高い。
保険内で安く済ませるのであれば、定期検査の時に多めに採血してもらうのもありだけど、これだと大した量いかない。
ガツンと血を安全に減らすために残った選択肢は、“献血”だったということです。

最初に献血をしたのは高校生の時で、大学生の頃も含め、京都・四条寺町下がったところにあった「献血ルーム」へ定期的に行っていたんだけど、そこが移転したタイミングだったか、大学を卒業した頃かに行かなくなってしまっていたので、献血自体が約15年ぶり。そうなると、どの献血ルームに行くかを調べるところからのスタートでした。

京都市内で且つ、自宅から行きやすいのは「献血ルーム京都駅前」と「献血ルーム四条」の2つ。バイクで行くことを考えたら、駐輪場へのアクセスが良さそうな京都駅前のヨドバシカメラの烏丸通りを挟んで反対側にある「献血ルーム京都駅前」に決定。

この献血ルームに通い出してもう何年にもなるけど、問題の「フェリチン」の数値は、400ml献血を3年くらいしてたら標準値になっていきました。標準値になって以降も続けて行ってるんだけど、気のもんでしょうが、血液という原液が少し薄くなって体が少し軽くなったように思えたりもします。

それと、定番のお土産として[ウェットティシュ+歯ブラシ+歯磨きペースト]が献血後に貰えます。 献血回数が20回だったかの節目には「作家物のガラスのお猪口」。不定期だけど、クリームパンやお菓子も付いてくることもあるし、更にタイミングさえ合えば、アニメのクリアファイルが貰えたりもします。

献血は、人それぞれ事情があるでしょうから万人に勧められることじゃないけど、血液検査の結果で僕みたいに「フェリチン」の数値が気になる方は、解決策に献血が一つの選択肢になりますよってことでした。