早いもので今年も半年が経ち、ジメジメと嫌な梅雨入りとなりましたね。
(と書いている本日は梅雨明けかと思うほどの猛暑ですが、、、)
毎年この時期になると、クセの強い前髪がクルクルになるのが悩みの辻です。

さて、今回のコラムは、写真撮影時の「テーマ」について考えたいと思います。
注) 一眼レフやミラーレスを使用する場合に限ります。

写真撮影をする時にテーマは必要か、ということはよく耳にする話ですが、
私自身、正直に言いますと、テーマが必要かどうか答えを出すのは非常に難しいです。

ただ、テーマがあることで、撮影するという行為だけではない
別の楽しみも増えるのではないかと思っています。

では、どうやってテーマを決めるのか?
今までテーマを持って(考えて)写真を撮っていた方は少ないのではないでしょうか。
テーマというと大袈裟で面倒くさい感じがしますよね。

でも私は、単に何を撮りたいか、何を表現したいかを決めておくだけでいいと思います。
それがテーマになるのです。

自分が何を撮りたいのかが明確になることで、その被写体を深く掘り下げようと
文献やネットで検索したり、また写真仲間などで情報交換することで人との繋がりが
増えたりもするのではないでしょうか。
そうして、シャッターを押すまでの下準備の時間も楽しめるようになり、
写真を通して有意義な時間が持てるようになると思います。

また、テーマがあることで作品に統一感が出て、何を撮りたいのか、
何を伝えたいのかが明確になります。

極端に言うと、自分自身が何を撮りたいかということが明確ではなく、
被写体を深く掘り下げることもなく撮影された写真では、他人の心を動かすことは
できないのではないでしょうか。
ちょっと大袈裟かもしれませんが、、、。

何だかんだと偉そうなことを言っていますが、ぜひ一度、何となく写真を撮るのではなく、
何を撮りたいのか、どんなものが撮りたいかテーマを決め、しっかりと下準備をしてから
撮影してみてほしいと思います。

きっと、今までとは一味違う写真が撮れるでしょう。
そして、ステキな写真ライフの始まりとなるでしょう。