~理屈抜き! サッと読んでパッと書ける文章講座~


文章中に書かれた「、」と「。」を句読点と言います。
えっ、そんなの常識ですって?

では、どちらが句点で、どちらが読点かはご存知ですか?

正解は……

「。」が句点、「、」が読点です。

句読点という文字の並びから、
勘違いしている方も少なくないようです。


読み方は「くとうてん」です。
うっかり「くどくてん」と言わないように。

さて、句読点の使い方ですが、悩ましいのは読点ですよね。
ある教本によると

・主語や目的語、接続語の後
・動詞の連用形の後

などと書かれています。

しかし、このままではわかりにくく、
「文章を書きたい」という
気持ちもしぼんでしまいそう。

そこで提案したいのは、3ステップ方式です。


1. 悩まず書いてみる
2. 読みやすいかを確認する
3. 声に出して読む

これだけで、かなり読みやすい文章が書けるはずです。
もう少し詳しく解説します。

1.悩まず書いてみる

まずは読点の位置を気にせず、とにかく書いてみましょう。ストレスが無いので、スラスラと筆が進みますよ。

2.読みやすいかを確認する

次に、いま書いた文章内に
 ・ひらがなが続いていないか?
 ・違う意味に勘違いされないか?
をチェックします。
読みにくい場所に読点を入れてみてください。

3. 声に出して読む

最後に、小さな声でもいいので音読をしましょう。
息継ぎをする場所に読点を入れてください。

読点は少なくても、逆に多過ぎても読みにくいものです。
時間に余裕があれば、繰り返しチェックしましょう。

じつは、このコラムも3ステップ方式で書きました。

ちなみに読点「、」は1秒、
句点「。」は2秒の間を置くように読むと、
聞きやすく印象に残るとされています。

チェックのために音読する時だけでなく、
人前で読み上げる際にも、試してみてはいかがでしょう。