こんにちは、フォトグラファーの辻です。
早くも今週末には3月!
例年にも増して、暖かい日が続いていますね。
今年は桜の開花も早いのでしょうか。

さて、今回は前回に少し触れたRAW現像についてのお話です。

RAW現像って何?

一眼レフやミラーレス機を使って撮影する際、
記録画質選択でRAWかJPEGを選べますよね。
もちろん両方も選択できます。

みなさんもJPEGは馴染みがあるけど、RAWって何だ?
なんだか難しそうと思われ使ってこなかった方もいるのではないでしょうか。

RAWとJPEG、この違いを説明するにはデジタルカメラの仕組み、
あるいは写真そのものの説明からしなくてはならないので、
ここではザクッと。

RAWとは『生』という意味ですが、
生・・・よくわかりませんね。

アナログ時代で例えると、RAWデータは撮影済みのフィルムです。
言い換えると被写体を画像化する為の素材です。
ですので、RAWデータは画像ではありません。

一方、JPEGはRAWデータの情報を元に画像化した状態です。
記録画質で選択したJPEGはカメラ内部で自動的に作られた画像です。

このJPEGによって、あらゆる機器で画像を見ることが出来ます。
(RAWデータのままでは画像として共有できません)

じゃーJPEGで充分じゃないの?
RAWデータって何のためにあるの?

それは撮影後、じっくり情報(素材)を調理して自分好みの写真に仕上げるためです。
この作業がRAW現像です。

では、RAW現像ではどんなことが出来るのか?

いろいろ出来ます。
極端に言えば、細かな設定など気にせず撮影しても、
あちゃ〜大失敗って思った写真でもなんとかなります 笑
それにも限度はありますが、白飛びして全く情報が記録されていない
素材以外はなんとかなるでしょう。
(責任は持ちませんけど 笑)

 

では、具体例を見ていきましょう。

大きな窓があるために露出決めに失敗した写真です。
建物内が暗く細かなディテールや人物がよく分かりません。

露出補正で明るく。
黒く潰れていた部分も元データに情報が有れば補正して表現出来ます。

②の画像でも充分ですが、
歴史ある建物の雰囲気を出すために、
あえて色味をアンバーよりにしてみました。
より雰囲気が良くなったのではないでしょうか。

自然光の入る窓際の席で、
コーヒーとお菓子を撮影した写真です。
コーヒーの黒に露出を合わせたのか全体に露出オーバーの写真になっています。

露出補正はせず、ハイライトのみ抑えました。
ハイライト部分のディテールが少し出ました。

全体の露出をマイナス側に補正を。

寒色よりの画像を暖色に補正。
温かみのある写真になりました。

撮影時に色温度設定を間違え、黄色くなった写真です。

黄色みはとれたが発色の悪い写真。

色温度補正し、彩度を上げてみました。
黄色かった写真がここまで補正出来ます。


いかがでしょうか?
わずかな例でしたが、これくらいは簡単に出来ます。


じっくりセッティングする時間やテスト撮影が出来ない場合や、
天候により光源が不安定な場合などには役立つでしょう。

また、作品として自分なりの表現をしたい時にも役立つでしょう。

これらの機能と合わせ、フォトショップなどを使えば無限の表現方法があります。


もちろん撮ったままの写真でも充分楽しむことは出来ますが、
せっかくのデジタル時代、様々な表現方法で自分なりの作品を作るのも楽しいでしょう。

 

それではまた次回に。