2018年8月4日(土)、やさしいデザインでは初となる子ども向けのイベント

「キッズ名刺を作ろう!」を開催しました。

たくさんのご家族にご来場いただき、楽しんでいただけたようです。

酷暑のなかお越しいただき、ありがとうございました。

 

制作の流れとしては、

写真を入れるかどうか決める→入れる場合は撮影→名刺のフォーマットを選ぶ→

背景を選ぶ→飾りパーツを選んで配置する→フォントを選ぶ

といった具合です。文章にすると単純なステップですが、

準備段階でものすごく悩みました。

 

何と言っても、参加者が幅広い!

下は年中さんから上は小学5年生。男女比率はちょうど半々。

できること、好みも違いますよね。

「オリジナルの名刺が作れる」と宣伝している以上、

ただ単に決められたパーツの中から選ぶだけでは満足しないのではないか?

かと言って、Illustratorなんて一般の大人でも使わないソフトで

白紙の状態からの操作なんて難しいだろうし。。。

悩みに悩んで、フォーマットやパーツを用意するけども

色や大きさを変更できるようにしました。

あと、大きい子には「自分でやった!」という達成感もあるといいなと思い、

簡単なショートカット操作や拡大・縮小、文字入力もしてもらいました。

 

完成した名刺はほんとにみんなユニークで、元気なもの、かわいいもの、

かっこいいものなど、見ていて楽しくなる作品がたくさん生まれました。

ちょっと面白かったのは、私を含め3名のデザイナーが子どもたちと一緒に制作したのですが、

3名それぞれの個性が出てしまっていたこと。

穂積が担当した名刺は全体的にまとまりが良く、子どもが作った割には完成度が高い!

足立の名刺は、いつもの仕事どおり、細かいところまで丁寧に作ってあって、何と言ってもデザインが若い。

そしてワタクシ山中と一緒に作った作品は、子ども達の自主性を最大限に尊重した結果、

非常にまとまりのない…いや、良く言えば「子どもらしい」はじけた仕上がりになりました。

 

印象的だったのは、名刺作りを終えて、部屋の外で大の字に寝そべっていた子。

「どうしたん?」と聞いたら「つかれたぁーーー!!!」とのこと。

そうそう、デザインってな、集中してやったら疲れるんやで。

背景は?フォントは?色は?と短時間でいっぱい聞かれてその都度いろいろ試して、

きっといっぱいいっぱい頭を使ってくれたのだと思います。

疲れさせてしまったけれど、デザインするって楽しい♪と少しでも感じてもらえたらうれしいです(^-^)