京都御苑、ご存知の方も多いでしょうが京都市の真ん中に位置し、その外周が約4キロある公園でして、その中といえば、御所をはじめ迎賓館などの建物が点在し、苑内には多くの樹木が生い茂っており、捉え方によっては自然豊かめな空間とも言えるでしょう。

(写真1)

奥歯に物が挟まったような物言いになってしまいましたが、何が言いたいかといいますと、自然豊かに思えるけど、業者さんによって常に手入れされている空間なんですよね、ココ。
道路部分も舗装されておらず砂利道なので、徒歩にしろ、自転車にしろ、ちょっと疲れるのが難だけど、ポイ捨てのゴミはほぼ見かけない。これもゴミ箱があちこちに設置されていないことが理由じゃなくて、訪れる人のモラルが高いだけでもなく、きっと誰がが掃除してくださってるんだと思うんですよ。

(写真2)

ある意味“人の手”が入った形での自然豊かな苑内に、それとは真逆の放ったらかしの自然のエリアがあるんです。
知ってる人もおられるでしょうが、京都御苑の北東側のエリアにある「母と子の森」や「コオロギの里」。僕の周りには意外と知らない人が多かったので紹介させていただきます。

(写真3)

京都迎賓館の北側に「母と子の森」があり、そのまま繋がる形で東側が「コオロギの里」。ここは最低限の手入れはされているのですが、看板とかを見る限り、基本的に極力人の手を入れないことをなっているらしい。
そして「母と子の森」の中に、図書設備がある「森の文庫」ってのがありまして、ここ好きなんですよね、僕。

(写真4)

写真中央にある小屋が簡易の図書設備になっており、「文庫」の名前の由来にもなっているのでしょう。ここには主に小学校低学年向きの本や図鑑が収められています。
もしここが徒歩圏にあるくらいに場所に住んでるなら、ちょっとした空き時間ができたら、すぐ来てると思うわ。

(写真5)

もし京都御苑に訪れた際に、「座って休憩したいなぁ」って時がありましたら、是非ここをご利用くださいませ。

参考)御苑案内図PDF(「森の文庫」は3ページ目、右上のあたり)
http://fng.or.jp/kyoto/common/files/kyotogyoenmap.pdf

 

追記:掲載していた写真に著作権の問題があると指摘されたので、宮内庁のホームページより写真について問い合わせをさせていただきました。そして下記の
「申し訳ございません。
写真に建礼門が写っているため恐れ入りますが、
ご使用いただけません。
宮内庁京都事務所 参観係」
との返事をいただきましたので、写真は全部外させていただきました。残念。