いつもは猫のことばかり書いているのですが、
たまにはこのコラムを読んでくださっている方に有益(?)な情報を。
ここ最近、私のスマホには色々な迷惑メールやアラート(忠告)が届きました。
それらをご紹介して、詐欺メールなどにひっかからないようにしていただければと思います。
事例1:運送業者からのSMS
スマホには、電話番号宛にメッセージを送れる機能「SMS」
(ショートメッセージサービス、ショートメール)がありますよね?
ある日、見知らぬ番号からこんなメッセージが届きました。
「お客様宛にお荷物のお届けにあがりましたが不在の為持ち帰りました。
配送物は下記よりご確認ください。」
そして、この文章の下には「https:xxxxxx/大手運送業者」のアドレスが。
あぁしまった、何か注文してたのに不在にしてしまった!とアクセスしようとしたのですが、
よくよく考えるとその時は何も頼んでいなかったのです。
詐欺メールの可能性が高いと思い、「SMS ○○○○←運送業者名 …」と検索しようとしたら、
勝手に「SMS ○○○○ 詐欺」と検索候補が挙がってきました。
すでにまとめサイトやその運送会社さんのサイトに、
迷惑メールに注意するようお知らせがあがっていました。
記載されているアドレスにアクセスしてしまうと、最悪それだけでコンピュータウイルスに
感染してしまったり、パスワードや電話番号の入力を求められて入力すると
その情報を抜き取られ、悪用されることもあるようです。
●対策
1.うかつに、メールに記載されているアドレスにアクセスしない。
2.詐欺かな?と思ったら、「メールの文章をそのままコピー 詐欺」で検索してみる
(だいたい詐欺メールを紹介するサイトができています)
3.そもそも、だいたいの運送会社はショートメールサービスを使って
そのようなお知らせをしないことを覚えておく。
最近はネットで気軽にモノを買うことが多いので、
こんなショートメールが来ても注意してくださいねー。
お家に不在通知票が入っていなければ、詐欺メールを疑ってください。
●後日談
ウチの旦那さんがこのタイプにひっかかりました(泣)
「なんか不在通知のメールが来てるけど、タップできない」と
スマホ画面を押しまくっているのを確認したら、まさに詐欺メール!
運良くURLからのリンクが機能していなかったので何の被害もありませんでした。
自分(私)は大丈夫!と思っていたけど、まわりの人に
「こういう危険なメールもあるから注意してね」と
伝えておくことも大切だなと痛感しました。
くどいですが、配達の人が家に来た形跡(不在票やインターホン画像)がないのに
メールだけでお知らせなんてありませんよー!
事例2:Appleからのメール
朝起きたら、Appleから
「ご利用のApple ID (xxxxxxxx) を使って「xxxxxx」という名前のMacBook
とのメールが来ていました。
Apple!そんなん来るわけない!また詐欺か!!と一旦は無視したのですが、
気持ち悪いのでとりあえず詐欺を確定させようと色々調べてみました。
●チェックしてみた項目
1.宛名は「各位」などではなく個人名が入っているか → はい
2.発信元のアドレスはおかしくないか(linux.comなどAppleらしからぬ感じ)
→ おかしくない(noreply@email.apple.com)
3.日本語はおかしくないか、「!」がついていないか
(「アカウント情報の一部が表示されているようです欠落または間違っている!」みたいな)
→ おかしくない。完璧な日本語。
4.記載のリンク先は本物か → 本物のApple
5.表記されている住所は実在するか → する
6.メール本文を一部コピーして検索 → これは本物のメールです、と紹介されている文章と一致。
●判定
本当に不正アクセスされてたわ!!!
●その後やったこと
1.Apple IDのパスワードを変更
2.このアカウントとクレジットカードを紐づけていたので、クレジットカードの解除
3.クレジットカードが不正利用されていないか確認
これで一安心。
でも、iMessage(iPhoneのSMS)なんか不正に乗っ取って何するんだ?と
何気なくiMessageを開いてみると。。。
恐ろしい数の中国語の迷惑メールが、私のスマホから発信されていました。
なんと、私が夜ねてる間に遠隔操作されていました。
ひええええ!!!
パスワードを変更してスッキリ
と思っていた翌日、こんなメールが届きました。
今度はロシア!!
世界から狙われる私のスマホ。
またもやパスワードの変更をするハメになりました。とほほ。
皆さまも簡単なパスワードや、使い回しにくれぐれもご注意くださいね。