大好きなペットが、いつまでも幸せであるために

そーっとコタツに入れた足先に、いつものポヨヨンとした感触。
「カービィ、一緒に入ろな」。
わざわざコタツぶとんをめくることもない、わが家の日常です。

先客の正体は、オス猫のカービィ。
ポカポカに温まると、のっそり出てきて仰向けにゴロリ。
なでられたり、抱っこされたり、わが家のアイドル的存在です。

時おりあげる小さな声は「もっと遊んでニャ」のリクエストか、
「こまったもんだニャ」といったボヤキなのか(笑)。

カービィは6年ほど前、
捨て猫を保護した友人から譲り受けたミックス(雑種)。

イヌ派だった私は、しばらくおっかなびっくりでしたが、
いまでは大切な家族です。

私が「ペット自分史(商標登録出願中)」を手掛けるようになったのも、
カービィと出逢ったおかげです。

で、さて。

世は空前のペットブーム。
犬猫論争や癒やしの話題でもちきりですが、ここでお話ししたいのは
彼ら、彼女らの「第2の人生」です。

出逢いに別れはつきもの。
ひとり暮らしの主人に先立たれるケースも少なくありません。
そして、その瞬間から試練が訪れます。
きちんと引き取り手があり、それが飼い主の身内であっても同じです。

なぜなら、新しい飼い主は、
そのペットのことをほとんど知らないからです。

そこでおすすめしたいのは、ペットの基本情報を記録しておくこと。
難しく考える必要はありません。
ペットの代わりに自己紹介文を書くつもりで楽しんではいかがでしょう。

  • ・ペットの名前と由来
  • ・食べ物の好き嫌い
  • ・代表的な生活パターン
  • ・お気に入りの遊び
  • ・なでると喜ぶところ
  • ・予防接種や病歴 など

こうした基本情報に出逢いやエピソードまで書き加え、
お気に入りの写真も貼り付ければ、
ちょっとした「思い出アルバム」のできあがり。

万が一、次の飼い主にバトンタッチした際も、
「こんなにも愛されていた」ことが伝われば、
きっと大事にしてくれるはずです。

この記事をご覧の方で、気になる相手がいらっしゃる場合は、
ご本人にさりげなく必要性を促すか、上記項目を参考にヒアリングして、
メモ程度でも代筆してさしあげると喜ばれますよ。

お話しの聞き方、書き方のコツについては
やさしいデザインにてご案内する機会も遠くないと思います。
皆さまとのご縁を楽しみにしています。