今年は戌年ですが、犬派の猫好き、山中です。3匹の猫と暮らしています。
わが家には障害のある子猫がいます。半身が不自由なため、普通の猫のように歩けません。
階段から転げ落ちたりして危険だったので、階段にすべり止めマットを敷きました。
子猫は足がすべって1段ずつゆっくりとしか上り下りできなかったのに、
マットですべらなくなってからは走って階段を移動できるようになりました。
めでたしめでたし。
…とここで、マットが想定外の効果を発揮したのです。
なんと、旦那さんが階段から落ちなくなりました!!
以前は足をすべらせたり踏みはずしたり、ちょくちょく危険な目にあってゆっくりと上り下りしていたのが、
マットを敷いてから旦那さんの階段の昇降スピードが格段にアップしました。
「バリアフリー」とか「ユニバーサルデザイン」という言葉を見聞きすることがあるかと思います。
いまいちわかりにくいこの2つの大まかな違いは、
バリアフリーは障害者や高齢者など「特定の人」が使いよいモノ・コト、
ユニバーサルデザインは「誰にとっても」使いよいモノ・コトである、ということです。
わが家では、障害のある子猫のために階段にすべり止めマットを敷いた(=バリアフリー)ところ、
ニンゲンにとっても階段の安全性と快適性がアップ(=ユニバーサルデザイン)しました。
家にいながらにして、思いがけずバリアフリーとユニバーサルデザインの概念を猫から学んだというお話でした。