どうも、足立です。

近頃一気に肌寒くなりましたね、みなさま体調にはご注意を…!

 

 

さて、ずいぶん前の話になりますが、8月に「キッズ名刺を作ろう!」イベントを行った際、

やさしいデザインのロゴTシャツを作りました。

 

メンバーおそろいのTシャツで、この日は団結力が5倍くらい高まったような気がしました!

 

 

 

ところで、

以前アパレル系の会社でプリントTシャツやパーカーを作っていた時期があったのですが、

この種のデザインには定番パターンというやつが存在します。

1から創造した斬新なものよりも、見覚えのある形状やレイアウトの方が安心感があるため、

衣類のグラフィックデザインは何らかの定番パターンを元にしているケースが多いと思います。

 

 

そんな訳で、今回はその定番パターンをいくつかピックアップしてみました。

 

 

1.カレッジ

まさに王道の中の王道パターンです。

アーチのみやシンボルマークのみなど様々なバリエーションが存在します。

あくまで個人的な考えですが、世の中のTシャツデザインは相当数、

このカレッジパターンの要素を何らかの形で踏襲している気がします。

大げさかもしれませんが、もっとも完成されたデザインの1つだと思います。

 

 

 

2.ベースボール

筆記体と“ヒゲ”の組み合わせが特長的な野球チーム風のデザインです。

サンプルはスポーティで「いかにも」といった感じですが、

レトロな雰囲気だったりガーリーだったりと、意外と幅広いテイストに発展できるパターンです。

 

 

 

3.ワンポイント シンボル

デザインパターンと言うよりレイアウトパターンですが、

シンボルやロゴクマークを使用する場合、

左胸にさらっと配置すれば飽きのこないTシャツになると思います。

背中に大きめのプリントを入れる組み合わせも多く見られます。

 

 

4.フォトグラフ

単純に写真を配置しただけのパターンですが、

センスの良い素材であればそれだけでインパクト抜群のTシャツになります。

ただし、他人や施設 等をメインモチーフにした写真はあまり使用しない方が良いでしょう。

有料素材であっても肖像権が存在する場合があります。

 

 

5.メッセージ

ことわざ・名言や歌詞、映画の台詞などをデザインモチーフにしたパターン。

フォトグラフとの組み合わせもよく見られます。

 

ただ、オリジナルの英語文章を使う場合、実際に英語圏の人にどう伝わるかを注意する必要があります。

一見普通の文章でも、スラング表現で下品だったり差別的な意味になっている場合があります。

以前この手のデザインをする際は、必ず外国人にチェックをしてもらっていました。

 

 

6.サンプリング

著名なデザインの特長を残したまま別の内容に作り替えるパターン。

つまりは「パロディ」です。

画像はアンディ・ウォーホールですが、ローリングストーンズやチェ・ゲバラなどを

サンプリングしたTシャツは世の中に星の数ほど存在します。

モチーフによっては著作権に触れる可能性があるので、こちらも注意が必要な手法です。

 

 

 

さて、今回は定番中の定番パターンを見てきましたが、

もし自分たちの団体やお店のオリジナルTシャツをお考えの場合、

これらのパターンをカスタムしたり組み合わせたりする事によって

意外と着回しの良いTシャツデザインが出来上がるかと思います。

やはり見慣れないデザインというものは「着る」事には不向きケースが多い気がします。

 

さらに、TシャツのBODY やプリントの手法にも様々な種類があるので、

これはまた別の機会に取り上げたいと思います。

 

それではまた~