はい、足立です。
前回はプリントTシャツ制作について解説しましたが、
ここ最近「プリントエコバッグ」のお問い合わせがちらほらございます。
イベントやお店のノベルティとして使い勝手がよく、ネットでの発注も簡単になっているため、
自分たちでオリジナルのバッグを作りたい!という方は増えているように思います。
そんな訳で、今回は初めての方へ向けて、エコバッグ制作の流れとポイントをお話しします。
1.制作会社の選定
まずはどの会社さんに依頼するかですが、Googleで「エコバッグ 制作」と検索すると、
ものすごい数の制作会社がヒットするため、この段階で挫折する人もいるようです。
これだけ多いと、やはり価格や商品数、ホームページの雰囲気なんかで選ぶことになりますが、
仕上がりのクオリティやサービス面は実際にやり取りをしてみないと分かりません。
1つの目安として、ホームページの「制作実績」や「取引先一覧」でジャッジするのもありかと思います。
有名な制作会社のURLをアップしておきますのでご参考まで。
2.バッグの仕様を決める
制作会社が決まればいよいよバッグ制作のスタートです。
まずはどんな種類のエコバッグを作るかを決めましょう。
(1) バッグの形状 / サイズ
(2) 生地の素材 / 厚み / 色
制作会社のホームページにはバッグや生地の写真が掲載されていますが、
これだけを見てOKとするのは要注意です。
当然ながら生地の厚みや手触りは写真では分からないため、
納品後に「思ってたより生地がペラい…」と後悔することは十分ありえます。(経験談)
できれば事前にサンプルを送ってもらい、実物を確認できると安心です。
3.数量を決める
制作会社によって最小ロットは50コ〜100コ〜など様々で、1コから作れる場合もあります。
(※もちろん単価は高くなります)
注意すべき点は、バッグのメーカー在庫には限りがあるため、
色々な仕様が決まった時点で、在庫がゼロ / 入荷は未定…となるともう地獄です。
制作会社との間で、バッグの残数チェックを緊密にしておくと良いでしょう。
4.納期を確認
意外な罠ですが、発注から納品まで数週間かかる場合があり、
さらに連休で工場がストップ!なんて事もあり得るので、納期は早期の確認をおすすめします。
イベント当日に間に合わない…といった悲劇がおこります。
5.デザインをどうするか
新規でデザインを起こす場合、バッグの制作会社に依頼できるとスムーズです。
(※デザイン制作を行っていない会社もあります)
ただ、既に取引のあるデザイン会社がある場合は、そちらに依頼した方が
自分たちのビジュアルイメージを統一できるメリットがあります。
また、イベントのシンボルやお店のロゴなど、既にデザインが決まっている場合、
作成元のデザイン会社にデータ使用についてのご相談をされると良いでしょう。
6.プリントの仕様を決める
(1) プリントの手法 (シルク /インクジェット / 転写 など)
(2) プリントの大きさ
(3) プリントを入れる位置
デザインのテイストや色数を踏まえて、相性の良いプリント手法を選びましょう。
こちらもバッグの時と同様に、実物のサンプルで質感や手触りの確認をおすすめします。
また、プリントの大きさ位置についても数センチの違いで仕上がりの印象が変わるため、
こだわりたい方は実寸サイズでプリントし、サンプルのバッグに張り合わせてみましょう。
さて、ここまで仕様が決まれば、いよいよ発注です。
7.デザインデータ入稿 / 発注
工場でプリント作業が始まります。
仕上がりが心配で居ても立っても居られない…!という方は、本生産をスタートする前に
プリントの刷り見本を1コ発注されると良いかもしれません。
インク色やプリント位置など、可能な範囲でやり直しがききます。
8.バッグ完成
ついにオリジナルプリントのバッグが完成です!
「確認」ばっかりで面倒くさ!と思われたかもしれませんが、
やはり納得のいくモノを作るには、細かな確認作業や微調整が必須なんだと思います。
初めての方は不安とドキドキの連続…かと思いますが、いざ完成品を手にするとまさに感無量。
「作りたいけど、どうしていいか分からない」で止まっている方は、これを機にチャレンジしては
いかがでしょう。
また、細かいやり取りをする時間の余裕がなかったり、どうしても苦手だという方。
お付き合いのあるデザイン制作会社に「代行」で行ってもらうのも1つの手です。
もちろん、当方やさしいデザインでも対応できるので、お気軽にご相談くださいませ。
それでは〜