返ってきた自分への苦言
今年も、昭和中期生まれの私にはよくわからないハロウィンの季節となりました。
ハロウィンといえば黒猫!ということで、去年、「黒猫の写真がうまく撮れないのは
撮る側の力量か工夫か努力か愛情不足」だと断言しました。
「黒猫について思うこと」
https://www.yasashiidesign.jp/column/865/
まさか自分がそれを実感することになるとは…
台風直撃の天気予報が騒がしかった8月のある日、小さな仔猫を保護しました。
また外に戻すにはあまりに小さく、あまりに人懐っこいため、里親さんを探すことにしました。
さて、里親募集となると写真が命!
募集用の写真をキレイにしただけで、もらわれやすくなるという実例はいっぱいあります。
保護した初日から、写真撮影の悪戦苦闘が始まりました。
なぜなら、顔の大部分が黒い猫だったのです。
黒猫ほどではないにせよ、ピントが合わなくて撮りにくいのなんの。
猫撮影のポイント
最初はぜんっぜん、もうイヤになるくらいかわいく撮れませんでした。
悪魔のようだ。
ポーズはかわいいのに。。。
でも、毎日撮り続けているうちに少しずつですが写真がかわいくなってきました♪
猫自身が育って、自力でかわいくなっていったところが大きいのは置いといて。
猫や犬、もちろん人もですが、写真を撮るなら「目に光を入れる」ことが
いきいきと見せる必須条件だと思います。
動物を撮るときは、撮影する人間が自分の位置を変えることで
どこかしら目に光が入るポイントが見つかります。
また、猫も犬も人も、かわいく見える角度があります。
目に光が写りこんで、さらにかわいく見える角度をがんばって探しましょう。
あと、ひたすら数を撮ることも欠かせません。
目が死んでて残念。
かわいい角度!
満を持して、里親募集の写真に使ったのがコレ!
もらってー♥︎
経験値がアップした
2か月で1000枚ほど撮影し、自然光のあたる場所で撮るのがいちばん簡単でキレイなことがわかり、
昼も夜もそれなりに写せるようになったころ、
SNSを見てくれた方にもらわれることが決まりました。
昼もかわいく
夜もかわいい。
10月の台風が過ぎ去った次の日、仔猫は素敵な里親さんのところにお引っ越ししていきました。
台風とともにやってきて、台風とともに去っていった仔猫。
後に残ったのは、無駄に上がった私の猫撮影能力だけなのでした。