こんにちは、宮嶋清人です。前回に引き続き、「WordPress」に様々な便利な機能を追加する「プラグイン」をご紹介していきます。

今回ご紹介するのは、WordPressでアップロードした画像を自動的に軽量化してくれるプラグイン「Compress JPEG & PNG images」です。

どんなプラグインなのか?

無料で画像を軽量化してくれる「TinyPNG」というWebサービスがあるのですが、このサイトの機能をWordPressのプラグインとして利用できるようにしたものです。毎月500枚まで、画像をアップロードする際や、既にアップロードされた画像の容量を画質をほとんど劣化させずに、30~70%ほど軽量化してくれます。画像を軽量化するプラグインやサービスはいくつかあるのですが、特にこの「TinyPNG」は画質の劣化が少なく、かつ、ファイル容量の削減効果が高いため殆どの制作案件で利用しています。

なぜこのプラグインを使用するのか?

画像ファイルの容量は、ページの読み込み速度に多大な影響を与えます。デジカメで撮影した画像をそのままのサイズでアップロードした場合、通常、1枚1~4MB程度の容量となります。使用中のWordPressテーマによっては、サイズ調整したものが表示される場合もあるため、もう少し軽い場合もございますが、こうした大容量の画像が同じページの中に複数存在すると、画像の読み込みだけで数秒~十数秒待たされてしまい、かつ、ページを見ているときも動作が重たく感じるようになってしまいます。また、画像の軽量化処理が適切に行われていないページは、Googleの検索順位にも悪影響を与えるため、サイトのアクセス数にも影響します。

使用方法

①管理画面の「プラグイン>新規追加」から「Compress JPEG & PNG images」を検索してインストール・有効化し、②左メニューから設定画面に移動のうえ、③名前とメールアドレスを入力して利用申請を行うだけです。

既にアップロードされた画像の軽量化は、メニューの「Bulk Optimization」(一括で最適化)から行えます。

注意事項

無料版では、月間500枚までの制限がございます(毎月1日に初期化)。万一、制限を超えた場合は「TinyPNG」の方で手動で軽量化していただくことも可能です(こちらは月間の制限がありません)。また、プラグインを導入する以前にアップロードされた画像に関しては、上記「Bulk Optimization」から手動で軽量化を行う必要があります。
また、WordPressの「テーマファイル」内の画像は軽量化の対象外です。

次回も、様々な案件で利用している便利なプラグインについてご紹介させていただきます。